コルクグリップの修理
ルアーロッドやフライロッドでよく使われているコルクグリップは落としたり引っ掛けたりすると結構簡単に欠けてしまいます。
コルクの穴埋めの方法は色々なサイトで紹介されていますが、欠けたコルクの補修に関してはあまり見かけないので紹介したいと思います。
ちなみにこの補修方法は私が考えた簡易的なものなので、完璧な仕上がりを求める人にはお勧めしません。失敗する可能性を含め、修理は自己責任でお願いします。
今回はフェザーウェイトのガングリップの修理をしてみたいと思います!
こんな感じでがっつり欠けています。
必要物品
①欠けたグリップ
②2液混合のエポキシ系接着剤(ホームセンターで買えます)
③コルク端材(今回は不要になったグリップを使用)
④カッター
⑤目の荒いヤスリ
(電動リューターがあると速いし楽です)
⑥仕上げ用の目の細かいサンドペーパー(1000番程度)
下準備
まずコルク端材(今回は不要になった別のグリップを使用)をカッターやノコギリなどを使ってガリガリ削り、細かい粒子状にしてください。私は画像のようにカッターの背の角でガリガリやりました。粒の細かさで仕上がりの質感が変わります。
コルクペーストを作る
先程作った粗挽きコルクとエポキシを混ぜて練ります。配分はお好みで良いと思います。
粗挽きコルクとエポキシ。
先にエポキシを混合してからコルクと混ぜてください。
こんな感じで混ぜます
このまま欠損部に付けるとペーストがユルユルで流れてしまう可能性が高いです。
ペーストがユルいときはダンボールの上にペーストを広げるとダンボールが余分なエポキシを吸ってくれます。粘り気が出るまで少し放置しても良いかもしれません。
ペーストを欠損部に盛り付ける
ペーストを盛り付ける前に、しっかりと接着するために欠損部にエポキシを薄く塗ってください。その上からコルクペーストを盛り付けます。少し盛りすぎくらいで良いです。盛ったらざっと形を整えましょう。
このときペーストが流れて形が変わってしまうようなら、まだ粘り気が足りないので、一度ペーストを取り除き、先程説明した方法でダンボールに吸わせたり、粘り気が出るまでしばらく放置したりしてみてください。
形を整え、流れ落ちないことが確認できたら硬化するのを待ちます。接着剤の種類にもよると思いますが、今回使用したものだと1日置いたら固まっていました。
整形
完全にペーストが硬化したらグリップの形に合わせて整形します。
最初は目の荒いヤスリで荒削りします。電動のリューターがあると速くて楽です。削りすぎるとペーストを盛りなおさないといけないので、慎重に形を整えてください。
仕上げ
仕上げは目の細かい1000番くらいのサンドペーパーを使用して表面を滑らかにします。
完成です。
良い感じですね!
やはりambassadorにはコルクグリップが合いますね!
こんな感じで、欠けていても割と簡単に修理出来るので、是非挑戦してみてください。