バーナーの話
アウトドアでの調理には必要不可欠なバーナーですが、今まで色々なものを使用してきました。
ガスバーナー、アルコールストーブ、固形燃料・・・
雑誌やブログなどの情報をもとに色々試してみましたが、登山スタイルによって好みのバーナーは人それぞれ。
どんなバーナーにも一長一短があり、選ぶのが難しいです。
そんな私がたどり着いたバーナーはBRSという中国メーカーのものです。
軽量ギアが好きな人にはお馴染みのアイテムだと思います。
今回はこれを約3年間、数十回使用した感想を書いてみたいと思います。
BRS 大黄蜂(BRS-3000T)
大黄蜂というのはスズメバチのことでしょうか。
こんなパッケージに入っています。
なかなかカッコ良いですね。
裏面
合格証というタグがついてます。
下の方に299元と定価が書かれていますが、日本円に換算するとおよそ5000円。
しかしAmazonでは中国からの送料込みで1300〜1500円程度。
定価設定が謎すぎます。
本国ではいくらで売られているのか気になりますね。
中身はこんな感じ。
沢山使っているので変色してます。
このバーナー、重量が25gしかないんです。
プリムスの小型のものでも57gなので、半分以下の重さです。
そしてコンパクトで携帯性に優れています。
私が知る限り、ガスバーナーの中では一番小さいです。
こんな感じで500mlのクッカーにガス缶と一緒に収納できます。
いままで数十回使用していますがトラブルや故障もなく使えています。
デメリット
これだけ小さいものなので当然デメリットもあります。
1.五徳が小さいので安定性が悪い。
テントの中での使用は避けた方が良いですね。
2.着火装置が付いていない
ライターを持ち歩かないといけません。
着火装置付きのバーナーは確かに便利ですが、標高3000m近かったり、寒かったりすると着火出来ないことがありました
3.ガス缶との距離
ガス缶と火の距離が近いので長時間の使用は避けた方が良いです。
私はお湯を沸かす程度にしか使わないので全く問題ありません。
4.風に弱い
風が強いとなかなかお湯が沸きませんから工夫が必要です。
こんな人におすすめ
・装備をとにかく軽量化したいけど、そこそこ快適性も必要
・バーナーの扱いにある程度慣れている
・用途はお湯を沸かすだけ
・アルコールストーブは燃料が溢れて引火するのが怖い
デメリットも多く癖のある一品ですが、今のところ私はこれで満足しています。
プリムスやsotoのバーナーは勿論格段に高性能ですが、大きさや重量がネックになります。
軽くてコンパクト なので予備用にもう一個ザックに入れても気になりません。
ストイックな登山をする方は是非使っていただきたいバーナーです。